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インドネシアあれこれ

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ランプン州

1.州都
バンダルランプン市
2.人口
9.007.848人
人口密度 268/km2
3.面積
33,553.55 km2
4.宗教
イスラム教95.92%、キリスト教2.32%、新教プロテスタント1.43%、旧教カトリック0.92%、ヒンズー教徒1.41%、仏教徒0.30%
5.地理
ランプン州はスマトラ島の最南端。西のランプン県の位置は地理的にインド洋、東にジャワ海、北に南スマトラ州、南にスンダ海峡に接している。州内にはロングポートとバカウへ二港の物流拠点の主要港がある。
6.特徴
ランプン州は1964年3月18日に成立。それ以前は、南スマトラ州の一部であった。
7.歴史
ランプンは16世紀までスンダ王国の封土であった。バンテンスルタンはスンダ王国の首都パジャジャランを攻撃・破壊。しかし、バンテンスルタン、すなわちスルタン・アグン・ティタヤサはランプンを封土としなかった。当時、スルタン・アグン・ティルタヤサ(1651-1683)指導の下のバンテン王国はジャワ、スマトラ、モルッカ海域でオランダVOCに匹敵する貿易の中心地で栄えていた。しかし、オランダはバンテンより勅許状を受け、ランプン地域の香辛料独占貿易権益を得た。ラッフルズが1811年に統治権を握った最、ラッフルズはランプンをオランダの植民地ではないと定めたが、しかし、ラッフルズがインドネシアを去ったあと、1829年にランプンにオランダ市政官が任命された。トーマス・スタンフォード・ビングリー・ラッフルズは1781年7月6日ジャマイカ生まれ、1826年7月5日、イングランド・ロンドンで44歳で死去。彼は蘭印東インド会社を一時的に英領東インド会社総督として活躍。シンガポールの都市と都市国家の創始者でもあった。
8.経済
ランプン州民の経済は漁業中心。その他作物の栽培。沿岸地域では、エビ養殖、州内奥地の州民は主に米、コショウ、コーヒー、クローブ、シナモンなどで生計を立てている。ランプンは、アブラヤシ、ゴム、米、キャッサバ、ココア、黒胡椒、コーヒー、トウモロコシ、サトウキビなどの大規模なプランテーションの土地開発を推進して来た。農産物に加えて、ランプンはスマトラ島に入るための玄関口であるため、ランプンは港湾都市として栄えてきた。エビ養殖業はブラタセナ、ディパセナ、ワチュニマンディラ企業が合併後、世界最大規模になった。砂糖工場はグヌンマドゥプランテーションとシュガーグループがあり60万トンの年間生産量。その他アグリビジネス産業として、パイナップル、ケテラ(山芋)、パーム油、ロブスタコーヒー、コショウ、チョコレート、ココア、ナタデコなどがある。スンダ海峡を結ぶ大型フェリーがジャワ島バンテン州メラクとの間で運行。これらの横断フェリーは、主にスマトラ・ジャワ島間の都市間旅客バス、貨物トラック、自家用車などの陸上輸送横断に役立っている。運行時間は約2〜3時間。
9.日本との関係
1970年代、日本の商社はランポン州農業開発を実施。これは日本の食糧生産基地をインドネシアとブラジルに作る計画であった。三井物産とゴルカルの母体コスゴロとの合弁名より「ミツゴロ」と命名。主にメイズの生産であった。結局、ブラジルは国際食糧メジャーには売却、ミツゴロもインドネシア側に売却した。