
南カリマンタン州
- 1.州都
- バンジャルバル市(2011年に変更)
- 2.人口
- 4.119.824人
人口密 105人/km2 - 3.面積
- 38,744 km2
- 4.宗教
- イスラム教 97.02%、新教プロテスタント 1.33%、旧教カトリック 0.54% 、ヒンズー教徒0.58%、仏教徒 0.30%
- 5.地理
- 地理的には、南カリマンタン州はボルネオ島の南東部に位置、西海岸と東海岸に低地地域があり、中央にはメラトゥス山脈によって形成された高原がある。
- 6.特徴
- パンジャ―ル族の本拠地で、低地と高地の2つの主要な地理的特徴からなり、低地地域は主に泥炭地か沼地で、淡水動物の生物多様性が豊富。高地地域はまだ自然の熱帯林が残っており、政府は保護している。パンジャルマシン旧市街は洪水が頻繁にあり、海水に覆われ、Banjir Asin つまり海水により洪水になり、しょっぱい海水による洪水から由来しているとの説もある。また、マルタプール川はダイヤモンドが産出し、カリマンタンつまりKali Intan (宝石の川)がカリマンタン島の由来とも言われている。
- 7.歴史
- 過去の南カリマンタン地域にはネガラティバ王国、パンジャ―ル・スルタン王国など3つの主要な王国が存在。太平洋戦後、オランダはこれらの地域をリンガルジャティ協定の調印により、カリマンタンをインドネシア共和国から分離しようとした。これに対して国軍のハッサン・バスリーは1949年5月17日、インドネシア共和国への併合宣言を行い、自らが州知事に就任。それは、南カリマンタン州は中部カリマンタン他広く全領土をカバーするものであった。
- 8.経済
- 自然林は139,315ヘクタール、生産林は1,325,024ヘクタール、保護林は139,315ヘクタール、伐採権林は348,919ヘクタール、 プランテーション地域は229,541ヘクタール。地下資源としては石炭、石油、砂、鉄鉱石等。農業部門の労働者が最も多く、38%、貿易部門21%。しかし、63.20%の労働者はインフォーマルセクターの労働者。
主な農業生産生産物としてはトウモロコシ、キャッサバ、サツマイモに加えて、米。果物はオレンジ、パパイヤ、バナナ、ドリアン、ランブータン、カストゥリ、ランサット。プランテーションはパームが中心。南カリマンタンの産業は、零細および小規模の製造業が殆ど。盛んな鉱業としては、石油、金、ダイヤモンド、カロイン、大理石、岩石に加えて、石炭等である。南カリマンタン州の銀行が調達した公的資金は毎年10%以上の増を示し、当座預金、貯蓄、定期預金の全ての口座は前年比プラスの増加成長を示している。一方、貸出面でも非常に高い伸びを示している。 - 9. 日本との関係
- 太平洋戦争の最中は、バンジャルマシンは海軍の主要基地として非常に重要で、ゼロ戦等多くの飛行機は残っており、補充器材はスラバヤより提供され、この地は難攻不落でもあった。日本政府はバンジャルマシンの石炭火力発電プロジェクトを支援している。