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インドネシアあれこれ

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南東スラウェシ州

1. 州都
ケンダリ市
2.人口
2.659.159人
人口密度 70人/km2
3.面積
38,140 km2
4.宗教
スラム教 95.74%、新教プロテスタント 1.68%、旧教カトリック 0.61%、ヒンズー教 1.90%、仏教徒 0.06%
5. 地理
南東スラウェシ州はスラウェㇱ島南東部に位置、地理的に南緯02°45' - 06°15'と東経120°45'-124°30'の間の赤道の南に位置、38,140 km²(3,814,000 ha)の土地面積と110,000 km²(11,000,000 ha)の水域を有している。
6. 特徴
南東スラウェシ州に住む人口の大半は地元の先住民族で、最も多いのはトラキ族、ウォリオ・ブトン族、ムナ族など。その他はブギス族、ジャワ族、バリ族、スンダ族などがいる。
7.歴史
オランダ人の到来以降も、スルタンの治世はこの南東スラウェシ地域は確保されていたものと考えられる。南東スラウェシには以前からアフデリング・スルタン王国が存在。この中心地はバウバウ。オランダ領東インド政府はこのスルタン王国の主権を尊重、植民地化していない。ただ、当時オランダ人が超大国として、スラウェシ南東部のスルタン王国、特にブトンのスルタン国とかなり大きな支配関係を持ち、オンデラフデリング・ベートン・ライウォイ(自立政権)の地位が認められたため、オンデラフデリングが植民地であったということは真実ではない。其の後、アフデリング・スルタン王国はオンデラフリン・ルウ(南スラウェシ)の支配下で、バウバウの摂政統治王国であったと言われる。独立後、南東スラウェシ州は南スラウェシ州の一部であったが、領内の多くの鉱物資源の発見、農産物の輸送等の問題から、1964年、南東スラウェシ州として分離した。また、スカルノ時代はこの地域はイスラム分離独立運動勢力が強く、中央政府より、新たな州として政治的自立が認められた政治的背景もある。
8.経済
州の主要経済は農業、主産品はココア、カシューナッツ、ココナツ、丁子、コーヒー、ビンロウナッツ胡椒、バニラ。その他林業では籐、樹脂、丸太製材。漁業は内陸漁業が中心、其の他海洋漁業も営まれている。酢酸では、牛、水牛、山羊等が主要。鉱業分野ではアスファルト、ニッケル、金、大理石、ハーフジェムストーン、タマネックス、石灰岩等が盛ん。
9. 日本との関係
日本政府は南東スラウェシ州の開発協力に関し、特に農業開発と橋梁インフラ整備計画協力を実施、当州の有望なアグロビジネス面につき、日本の投資が期待されている。