
ランプン州経済産業概況
- 州経済産業概況
- (1)ランプン州はジャワ島からフェリーにてスマトラ島に入る玄関口の港湾都市である。州民は主に漁業に従事、作物を栽培、一部の沿岸地域では、エビの養殖を行い、国内外にも有名、内陸地帯の農民は主に米、コショウ、コーヒー、丁子、シナモン等栽培。又、ランプンはパーム、キャッサバ、ゴム、ココア、黒コショウ、トウモロコシ、砂糖キビ等大規模プラン手テーションもある。州内パンジャン、ナタール、タンジュンビンタン、バンダルジャヤ地域では加工産業も発展、基本的には農業水産主体の州である。
(2)アチェ州からランプン州迄陸路でアクセスする為には、アチェからスマトラ中央土手道、スマトラ東クロスロード、スマトラ西クロスロード、スマトラ東海岸クロスロードを通る陸路補を使用。有料道路は2019年3月9日以降、バカウへ二―バンダルランプン―テルバンギブサールは高速道路で完全舗装の3つの有料道路からなり、メラク桟橋とバカウへ二近代化道路が建設中である。空港は3つ、西海岸のクルイにあるモハマドタウフィックキーマス空港、ウェイカナン県のカトットスプロト空港、空軍飛行場がある。 - 州資源概況
- (1)主な経済資源は農林水産物、米とキャッサバ、トウモロコシ、大豆等。プランテーション生産物は西ランプンのコーヒー、東ランプンの黒胡椒である。その他、石油も産出している。
(2)ランプン州のエビ養殖産業は、プラブラセナ、ディパセナ、ワチュ二マンディラ3社が合併した後、その養殖池は世界最大規模となった。製糖工場は グヌンマドゥプランテーションとシュガーグループの2つの工場で年間60万トン生産。PTベムカサクティマニスインダ社下で 一時ストップしていた製糖工場建設が再開,その他のアグリビジネスサ産業の産品としてパイナップル、ケトル(紫山芋),パーム油、ロブスタコーヒー、コショウ、チョコレート、ココア、ナタデコなどがある。 - 州投資ポテンシャリティー
- (1)ランプン州は、現在内資の投資先トップ10に入り、第7位、この数値は過去最高、州統合投資ライセンスサービス庁によれば、2017年第1四半期のランプンの地位は1.58兆の投資額で全国13位、2021年第2半期は1.8兆ルピアの投資額で7位に急浮上、第3四半期には3.08兆ルピアで7位にとどまった。内外資投資実績は総額5.3兆ルピア増から2017年には7.9兆ルピアに劇的に増加、第3四半期に、3230万ドルの総額と39のプロジェクトで全国27位であった。
(2)ランプン州のピーチアトラクションは、南ランプン、ペサクラン、タンガムス、西海岸県で開催、国立公園としては東ランプン県にあるウェイカンバス国立公園がある。その他の自然のアトラクションとしてラトウ湖祭り、セクラ・フェスティバルは西ランプンの断食明け大祭。バンダルランプンのクラカタウフェスティバル、西海岸のスタバスベイフェスティバル、タンガムスのセマカベイフェスティバル、東ランプンのウェイカなンバスフェスティバルから一週間以内に開催。又、ランプンのスカウ、リワ、西ランプン等古い村で文化観光も楽しめる。
(3)現在、州内の産業の60~70%は農工業、州政府が投資を期待しているのはキャッサバ(ブラジル原産のサツマイモ類)、タピオカ(キャッサバ澱粉)、ブドウ糖、乾燥トウモロコシ、動物肥料、麺産業,グラニュー糖産業等である。