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西ジャワ州経済産業概況

州経済産業概況
(1)西ジャワ州は、電子機器、皮革産業、食品加工、繊維、家具、航空機産業などの製造業に高いレベルの技術が集中している地域。また、地熱、石油、ガス、石油化学産業も西ジャワの主力分野であるが、西ジャワのGDPへの最大の要因は、製造業(36.72%)、ホテル、貿易、農業(14.45%)で合計51.17%。経済危機にもかかわらず、西ジャワは、伝統的な繊維産業の中心である他の地域とは対照的に、依然として現代の繊維および国内の衣料産業の中心地となっている。

(2)西ジャワ州は、非石油・ガス部門におけるインドネシアの生産総額のほぼ4分の1を占めている。繊維の主な輸出は、西ジャワの総輸出の約55.45%で、その他は鉄鋼、履物、家具、籐、電子機器、航空機部品などである。また、西ジャワ州は国の米穀倉地帯の1つとして知られ、総面積29.3千平方キロメートルのほぼ23%が米の生産に割り当てられている。

(3)西ジャワには、地域経済成長を支える多くの潜在的天然資源がある。西ジャワの漁業と海洋開発の可能性は非常に大きく、これは、西ジャワが海産の宝庫、つまり北のジャワ海と南のインド洋に面している故である。西ジャワの水産物は、特に中国、香港、韓国などの東アジア諸国に多く輸出されている。
州資源概況
(1)石油は西ジャワの北にあるジャワ海に沿って採掘され、地熱埋蔵量は西ジャワの各地に確認されている。石灰岩、安山岩、大理石、粘土などの他の鉱山は、鉱床埋蔵量が非常に豊富である。PTアネカタンバンによって管理運営される金の潜在能力は金鉱石550万トン、トンあたり12.1グラムの金を生産される。

(2)西ジャワ州の地域には、農地と非農地の2つに分かれた土地がある。西ジャワの鉱業関連天然資源の発掘可能性も非常に豊富である。実際、西ジャワ地域の総土地の27%が鉱区として指定されている。西ジャワで生産される鉱業資源には、金、砂鉄、天然ガス、安山岩、石灰岩、リン酸塩、大理石、銅などがある。

(3)西ジャワ州は国の米穀倉地帯の1つで、総面積29.3千平方キロメートルのほぼ23%が米の生産に割り当てられ、インドネシア経済の生産拠点でもある。西ジャワ州の農産物はインドネシアの農業総額の15%を占め、食用作物には、米、サツマイモ、トウモロコシ、果物、野菜のほか、お茶、ココナッツ、パーム油、天然ゴム、砂糖、チョコレート、コーヒーなどの商品もあり家畜は12万頭の牛を生産、これは全国全体の34%である。

(4)農地から生産されるものは米,玉ねぎ、キャッサバ、大豆、野菜、果物等。プランテーション用地は農地のサブセクター。西ジャワ州のプランテーションは、大規模な国有および民間企業のプランテーションと住民のプランテーション等からなる。産品は茶、ココナッツ、パーム、砂糖、ゴム等である。西ジャワ州の農業およびプランテーション部門は、州の経済成長の3番目に貢献。プラス成長を継続、西ジャワの農業センターは、パンチュラ、東プリアンガン、インドラマユ、カワラン、スバンなどのいくつかの地域にある。
州投資ポテンシャリティー
(1)西ジャワで非常に発展している中小規模の産業の1つは、Distro(衣類アウトレット)製品がある。クリエイティブ(新デザイン・広告企画)産業にグループ化されるように、創造的な若い労働者によってサポートされている。ディストリ(Distro)ビューションの起業家は一般的に資本不足の制約があるので、政府が行う取り組みの1つは、ディストリビューションの起業家に対する対す資本支援施設の提供があり、商業省は中小企業向けの無担保KURローンの額を500万ルピアから2,000万ルピアに増やした。

(2)西ジャワ州は、北はジャワ海、南はインド洋の両側に面し、海岸の長さは約1000km。非常に広い大きな漁場を有し、漁業発展の可能性を秘めている。西ジャワ州南海岸は、漁獲量は年間11,000トン、潜在的な漁獲量は年間120万トンと推定されている。西ジャワ州の海洋漁業局によれば西ジャワには少なくとも12万人の漁師がいるが、養殖業者の数は百万人以上と推定。チレボン港は、タンジュンプリオクジャカルタの補助港として、また漁業を備えた西ジャワの漁港。淡水魚業は、西ジャワを流れる多くの川から来るだけでは無く、ジャティルフル・ダムのサグリング貯水池からも得られ、発電に加えて、農業地域や淡水漁業、灌漑にも貢献。この分野で取り上げられている商品は、ティラピア、コイ、ナマズ、サバヒー、エビ、コイ、ナマズ、海藻、タイガーロー、バナメなど。

(3)西ジャワは木材の生産に加えて、さまざまな非木材林産物も開発。その中でパイナッツ、ロジン(松科の樹、松脂を取る)、ユーカリ、藤、竹、ツバメの巣は主要産品、樹脂の樹液、コーパル(木の化石、ニスの原料)などのさまざまな非木質製品を生産している。

(4)天然資源ベースの産業と高成長産業の優先産業開発の取り組みは、労働集約型産業(TPT、アラスカイ、家具)、中小企業、資本財産業等成長産業に基づく11の優先産業と3つの特別優先産業開発の国家産業政策に沿っている。エレクトロニクス、自動車、機械産業などの輸入原材料および部品への依存を減らすため、国内の部品産業および裾野産業の成長を奨励、国家産業政策に関する優先産業の競争力を高める西ジャワ州の産業(公式)事業ユニット(件数)201,953で、累積総投資額は125.93兆ルピア、4,194,610人の労働者を吸収、53億米ドルの輸出外国為替を生み出し、34兆4,400億ルピアの地域内総生産(GDP)に貢献している。

(5)西ジャワの労働集約型産業には、繊維製品、履物、家具産業が含まれ、インドネシアの繊維産業の約60%が西ジャワ。さらに、衣料品(アパレル)業界のライセンスは非常に長く、履物業界は、裾野産業の成長により、世界市場で生き残るための競争上の優位性を持っている。