
ゴロンタロ州経済産業概況
- 州経済産業概況
- (1)ゴロンタロ州は2000年に成立したスラウェシ島の一番新しい州で、ゴロンタロの場所は、中央スラウェシ州のバトゥイ統合経済圏とマナド州の間に位置、経済的に見ると戦略的好位置にある。さらに、ゴロンタロ州は韓国、日本、アメリカに面した太平洋側に直接面し、ゴロンタロの経済成長は2006年に7.30%で以来増加し続けている。
(2)貿易とインフラ建設が加速し、企業業績は内需、輸出に支えられており、営業利益率指標では州経済にとって州内消費の占める割合は大きく、重要な位置を占めている。 - 州資源概況
- (1)ゴロンタロ州は天然資源、特に金属鉱物と岩石鉱物が豊富で、州内各地で発見されている。 鉱業とエネルギー、特に金属鉱業、と岩石鉱物産業は有望である。同様に、熱水(地熱)および水力発電の可能性も高い。溶融マグマの浸透によって形成掘削された物質は、地表近くで亀裂し凍結して、希少金属になって行くものが多い。
(2)名前の由来からして.ゴロンタロには王国が孫さ在氏、かなり高い経済価値を持つ天然資源も存在しており、銅金混合物、又、木材などの豊富な天然資源もある。金属鉱物、金・銀・銅も各地にて生産し、金鉱物資源の埋蔵量は578千トン、銅埋蔵量は3,978千m3。何れも、かなり高い経済的価値を持つ。水熱・マイクロ水力、地熱発電はテラガビル地区、ム―ダナンゴ地区が有望である。 - 州投資ポテンシャリティー
- (1)現在推進中のゴロンタロ外環道路開発インフラ・プロジェクトは地域住民経済を後押しすると言われてねおり、45.3kmの道路建設プロジェクト、3つの開発地区に分かれ、プロジェクトの目的は、ジャラルディン空港とゴロンタロ市を結び、農産物を生産する州内の3つの地域、すなわちゴロンタロ市、ボーンボランゴ県、ゴロンタロ県の経済を支えるための経済連結性を向上させることが目的である。
(2)2013年から土地取得プロセスが開始、2014年から2020年にかけて実施され9,518億4,000万ルピア州予算資金を投入。2022年に完成し、このプロジェクトは経済セクターへの道路アクセスを容易にし、輸送距離を短縮し輸送コストを削減、農業生産、漁業、家畜の輸送を合理化し、ゴロンタロ州、特にゴロンタロ市、ゴロンタロ県、ボーンボランゴ県人々の経済改善に寄与している。
(3)ゴロンタロの経済成長は建築部門の成長、鉱業および採石部門の成長率が高い。地域空間計画を参考に割当計画に従ったライセンスサービス、施設、土地準備の過程の支援、投資の実現を実行した投資家への一定期間の減税・施設の提供など、投資家へのサービスやライセンスの提供等政府は努力している。開発重点は依然として主に農業およびプランテーション部門に関連し、林業、鉱業部門がそれに続いている。