INFORMATION

インドネシアあれこれ

  1. HOME
  2. インドネシアあれこれ
  3. マルク州経済産業概況


マルク州経済産業概況

州経済産業概況
(1)マルク州はビジネス分野のGDPは北マルク州とゴロンタロ州に次ぐインドネシアで3番目に小さい経済規模の州で、2018年のマルク州はインドネシアの全GDPの0.29%。しかし、 逆に一人当たりの収入では、マルクは東ヌサトゥンガラ州に次ぐインドネシアで2番目に大きな州で、2018年の一人当たりのGDPは24,278千ルピアであった。マルクの経済成長率は全国平均を上回り、GDP成長率は5.94%、一人当たりのGDP成長率は4.20%、農業、林業、漁業がマルク経済の大きな支えである。

(2)植民地時代以来、マルク州は天然資源、特にスパイスが豊富で、丁子、シナモン、ナツメグ、胡椒、クルミ、その他は水産品が有名で、まぐろ、タイ、カツオ、エビ、イカ、タコ、カツオ等、州としては日本に輸出したいとして、州政府と州中小企業が一体となって対日輸出促進チームを結成している。税関、ガルーダ、農業検疫庁が日本の買い付けチームを招待し、いくつかのサンプルを手交し、輸出は簡単だとの説明。
州資源概況
(1)マルク州の有望な天然資源は漁業資源、プランテーション資源、観光、鉱業、エネルギーの5つの主要セクターからなる。これらの5つのセクターは、一般市民と投資家の双方によって競合しつつマルク州民の福祉に乗数効果をもたらしている。マルク州の総面積は713km2、内、陸面積は7.4%(54千Km2)で1,412の島があり、火山生成プロセスに起因する群島地域として、マルクは地下資源鉱物でも多種多様の資源が存在している。

(2)マルク地域の島々には、卑金属(鉄、銅、アルミ)、金、雲母、石英砂、ニッケル、石炭、石灰岩などその他、高価値のレアーアースもあり、いくつかの地域は既に生産している。

(3)その他、プランテーション、観光開発、エネルギー等もマルク州の投資資源セクターで、日本側も関心を有する中小企業の参画を期待しており、マルク州の魅惑的な海洋資源は美しく手付かずの海で、上品なリゾートの開発に適している。

(4)マルク州には更に未調査の石油と可なりの地熱エネルギー埋蔵量がある。
州投資ポテンシャリティー
(1)マルク州の漁業の可能性は非常に大きく、インドネシアの主要な漁場地域のうち、マルクにはバンダ海、アラフラ海、セラム海の3つ巨大漁場がある。水産養殖投資家がマルク地域の海岸線を利用する条件の下、開発の可能性は高い。マルク州の海域と沿岸水域で、最大の漁業拠点はアンボン市、中央マルク県、東セラム県、南東マルク県等である。

(2)水産の内、経済的価値が高いのはマグロとカツオ、マルク漁業は、マルク漁業管理地域(WPP)で、に含まれるバンダ海、アラフラ海、セラム海の3つの主要なインドネシア漁場の捕獲は年間163万トン。その他、 豊かな漁業資源としては、ハタ、イワシ、エビ、ロブスター、イカ 、タコ、海藻、生け簀養殖がある。