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インドネシアあれこれ

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アチェ州経済産業概況

州経済産業概況
(1)アチェ州の経済は豊富な地下資源と農業・水産、及び農園プランテーションが中心である。肥沃な山岳地帯は優良なガヨ・マウンテン・コーヒーを生産し、この種は北スマトラ・マンデリン・コーヒーとトラジャ・コーヒーと並ぶインドネシア最高級コーヒーである。特にジャコウネコに由来するアチェのルアック・コーヒーは世界的で最も高価なコーヒーとして知られ、500gにつき300から500米ドルの価格で販売されている。農業では米、大豆、キャッサバ、サツマイモ、トウモロコシ、野菜、果物等を生産し、プランテーションでは、チョコレート、ピーカン・ナッツ、ゴム、アブラヤシ(パーム)、ココナッツ、コパイバ・オイル、丁子、ナツメグ(ニクヅク香辛料)、パチェリ、コショウ、ビンロウナッツ、サトウキビ、タバコ、ランドゥ(化粧品材料)を生産している。

(2)アチェ州の主要な工業製品はセメント、肥料、製材、成型チップ、合板、製紙等である。それに続き繊維、アパレル産業、木材、竹、籐、および関連産業、その他、食品、飲料、タバコ産業がある。近代化が遅れている産業部門として、パーム油、精油、ゴム、鉱業加工産業などが挙げられる。
州資源概況
(1)アチェ州の有望な鉱業分野の資源として天然ガス、石油、石炭、金、銅があるが、アルンの天然ガスと石油は既に枯渇し始め、ガス、石油層に比重の重い海水を注入しないと生産できない状況になっている。現在はこれらの天然ガスを利用して、農業用肥料を生産している。

(2)それ以外に鉄鉱石、鉛等の鉱業資源が豊富であり、アチェ・ブサール、ピディエ、中央アチェ、西アチェ県の各地に有望な金鉱山があるが、これらの金鉱山は外資の投資機会が解放されている。鉄鉱石鉱山はアチェ・ブサール、西アチェ、南アチェ各県で産出されており、マンガン鉱山はアチェ南東部と西アチェ県にある。一方、錫、石炭、石油鉱山は西アチェ県と東アチェ県、すなわちランタウ・クアラとシムパン・プルレウラック地域にあり、ロック・スコン地域と北アチェ県では天然ガスを産している。
州投資ポテンシャリティー
(1)インドネシアは火山帯の上の成り立つマグマ地層形成により、多くの稀少金属、特に金鉱山は各州に存在する。特に、金山は国が厳重に管理しており、現在、外資の投棄は難しいが、アチェ特別州だけは、外資に投資機会を認めており、州政府、及び各県政府が外資受け入れを積極的に推進している。

(2)アチェ海域のカツオ、マグロ(メバチ、キハダマグロ)等海洋漁業は非常に有望。インドネシア最北端のサバン島付近はインド洋からマラッカ海峡に入る回遊魚の世界的にも有名な産卵地である。アチェの漁業部門は、近代的で洗練された設備を使用し、更に開発されれば、漁獲量は多くなると思われる。アチェ北部は排他的経済水域(EEZ)地域の海洋漁業を含むインドネシア漁業の可能性は非常に大きい。

(3)アチェ北部のサバン島は、自由貿易特区の非関税優遇措置地域である。この地域からの輸出入には関税はかからない。インドとマレーシア、タイに近く、且つサーフィンのメッカでもあり観光開発は有望である。

(4)観光部門では、アチェ特別州は特に自然観光、海洋観光、歴史観光などがあり、発展する大きな可能性を秘めている。アチェは、15世紀から16世紀にかけてサムドラ・パサイ王国とペリアク王国が設立されたインドネシアで最初にイスラム教が伝播されたイスラム教の中心地でもあり、中東の伝統的な習慣や芸術、ダンスなどの形での文化の豊かさは、訪れる国内外の観光客の関心を誘っている。