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インドネシアあれこれ

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西スラウェシ州

1.州都
マムジュ市
2.人口
1.436.842人
人口密度 85人/km2
3.面積
16,787.18 km2
4.宗教
イスラム教徒 80.24%、新教プロテスタント 16.18%、旧教カトリック 1.30%、ヒンズー教徒 2.22%、仏教徒 0.06%
5.地理
西スラウェシ州はスラウェシ島の西部に位置。州の成立国会で可決され、2004年10月16日に発足。677 kmの海岸線を持つ海を擁し、北の中央スラウェシ州、南スラウェシ州、西にマカッサル海峡と接している。
6.特徴
西スラウェシの人々は、西スラウェシの先住民族と移民からなると特色ある社会。西スラウェシ州の先住民族には、マンダル海洋民族、ママサ族、パエタ族、マッキ族が含まれる。マンダル族はスラウェシの全ての地域に住んでいる。トラジャ・ママサ族は主にママサ地域に多い。マンダル族は遠く、台湾にも住んでいる。
7.歴史
植民地時代、西セレベス地域には7つの慣習法による王国が存在。バラニパ国、ビヌアン国、アンセンダナ国、パンボアン・マムジュ国、マムジュ・タッパラン国等。独立後、スラウェシ島には南スラウェシ州、中央スラウェシ州、北スラウェシ州の3つの州が設立。しかし、1963年、西スラウェシ州の設立の提案は中央政府によって承認されまず、政府はスラウェシ島南部に南スラウェシ州と南東スラウェシ州を設立。民主解放化以降、1999年、バンテン州、バンカブリトン州、ゴロンタロ州と共に西スラウェシ州の設立が認めせれた。実際の設立は2004年の法律改定により実現。
8.経済
西スラウェシ州の盛んな産業分野として、農業・プランテーション、畜産、鉱業・エネルギー、水産分野が挙げられる。食用作物としては米やトウモロコシが主体。農園作物はココア、ロブスタコーヒー、アラビカコーヒー、ココナッツ、丁子。食肉生産は牛肉と豚肉が中心。養鶏場は、大規模な動物農場ほど大きくはない。家禽の個体数は不安定になる傾向があり、個体群の最大数は在来鶏。エネルギー資源は石油が生産されているほか、電力は火力、水力の他、太陽光発電が有望。西スラウェシ州は北に広がり、南スラウェシ州、中央スラウェシ州境の間には西海岸線に沿って沿岸部があり、漁場や海上輸送手段の調達など、漁業は有望。マグロ、カツオ、エビ、ナマコ、海藻等輸出。その他西スラウェシ州には多くの観光スポットがある他、鉱業分野では金、石炭、石油も有望産出資源。
9.日本との関係
トラジャ族は南スラウェシ、西スラウェシ州に広く住んでおり、伝統のトラジャ・コーヒーが古くから栽培されていたが、戦争等で農民は放棄。しかし、太古から続くコーヒー文化があることを日本人は突き止め、幻のコーヒーとして「トアルコ トラジャ」を生産復活させた。これは、日本のキーコーヒーが1976年にトラジャで始めた事業の成果。コーヒーの栽培環境として理想的なトラジャで、地元の人々と共に長い時間をかけて作り上げ、質の高いコーヒーを栽培。